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<<’17 IRONMAN Hawaii 聖地巡礼・スイム編 >>

7時5分、大砲の号砲とアスリート達の雄叫びでスタート。
水温はところどころ低くなる流れがあるもののROKAのスイムスキン(アンダー無し)で全く不安無し。
買ったばかりのROKAのゴグルも密着性高く快適。前後左右に囲まれているとはいうもののバトル感はなく快適

とにかく落ち着いて無理はしない。 心拍は恐らく120ほど。 前日の試泳で波がきつかったのでリバースを懸念し
朝食は全く取らず水分だけですませた。 その代わり前日の夕食は焼き飯の大量摂取。
初日の試泳の時よりはかなり透明度は落ちているもののやはり海底(およそ40mくらいか)は確認できるが海底の風景が変わらない、
つまり進んでいないのも容易に確認できて凹む。 
ガーミン920XTJのトライアスロンモードで計測していたはずが300mほどの所でフツーに時計になっていて焦る。使い慣れないトライアスロンモードの為か…とりあえず通常の外スイムモードで計測を再開。 

目立った流れもなく、あまりキックをしない良さげなおっさんグループの後ろでドラスイム。ちょっと遅くてイラっとしてもここは自重。 
ほどなく1900m中間地点の船を転回、ここらでボクを含む5名ほどのおっさんチームが15分後にスタートした一般女子トップに蹴散らされ、
ヨタヨタ、フラフラと左右に散らばる。 チームおっさんを裏切り、ちょっと女子に付いていこうかと思うもアっちゅう間に置いてけぼり。
すごすごとチームおっさんに戻りコースの端っこを仲良く泳いだ。
もう不安も迷いも消え、チームおっさん同士、肩を叩いて先頭を促したり周りとコミュニケーションする余裕も。

前方にモクアイカウア教会やキングカメハメハホテルが見え、徐々にアイアンマンのステージ、アナウンスと音楽が聞こえ始める。
もう、大丈夫。 最後まで焦らず、落ち着いてスイムアップ。 
ゆっくりシャワーを浴び、口をゆすぎ、バイクパックと共にトランジッションへ。
ゆっくり座り、股間にスレ防止剤を塗り、トライスーツに着替える。 
ゆっくり周りを見渡すとおじさんばかり、和やかな雰囲気。
タイムはわからないがもう、エエやないか。 まだまだ長い旅を楽しもう。
  


バイク編に続く…
 

 







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# by circolo-awaji | 2017-10-23 12:30 | Ironman

<<’17 IRONMAN Hawaii 聖地巡礼・スタート編 >>

大会当日。 4時起床。 思った以上に寝れた。 
会場まで徒歩2分なので4時起床でも十分。 
レース中は免疫力が低下して歯垢が通常より発生するので念入りにブラッシング、トイレでタイヤ一本分軽量化。 4時半には45分から始まるナンバリングに向かう。 緊張の面持ちの列に加わりナンバリングと体重計量。
レース後に再計量がなかったのでホント、意味フメイ。 
バイクラックのバイクをセット、空気を入れてるとコスミック社長と奥様に声をかけてもらう。
空気圧の低さを指摘され高圧ポンプで10気圧(コンチGP4000)まで引き上げる。 
声かけ、すごく助かりました。メカ的にも精神的にも…。

5時前には準備が完了、一旦ホテルに戻りベッドでリラックスを試みるもどうしたって緊張は解けない。 
6時前にホテルを再出発、ヨメ様と会場に向かう。 会場に都議会議員がいたので挨拶、トイレを探し彷徨うゲジ氏をぼんやり眺めながらぼんやりと今までの経緯を振り返る。
6時20分、ヨメ様と別れを告げ、選手ゲートへ。
   
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既にプロカテゴリーは入水、アメリカ国家がアカペラで歌い上げられ、それに合わせモクアイカウア教会の頭上から朝日がコナ湾に差し込む。 圧倒的に、神々しい。  
ほどなく大砲が打たれ、プロカテゴリースタート。
それに合わせエイジが入水を始める。 ボクは自信が全く無くなっていたので最後尾でオドオドと入水を躊躇。
その時、PAからハワイのマオリ戦士の音楽が流れた。 単純なパーカッションだけの音楽だがコレがボクの心深く、原始の部分に触れた。
  https://www.youtube.com/watch?v=LZWsYWejDok&feature=em-upload_owner

自然と足は海に。 入水しフローティングで待つ集団に加わりスタートを待つ。 
スタート前の雄叫びが、奮い立たせた。 ハラの底から雄叫びを放つ。
もう、迷いは消えた。


スイム編に続く…
 

 







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# by circolo-awaji | 2017-10-22 14:00 | Ironman

<<’17 IRONMAN Hawaii 聖地巡礼・レース直前カオス編 >>

ハワイ到着三日目。
前日木曜の夜にロストバゲージのホイールが届き、急ぎ組み立て。
金曜、つまりレース前日はレース当日同様の7時過ぎからスイムを村越さんと開始。 
昨日同様海パン一丁で飛び込むも昨日と打って変わって水温が低い! また波も結構あって100mも行かないうちにパニックに。 ’13年、シケのIMメルボルンの悪夢が心の深いところから湧き上がり、恐怖にかられ過呼吸に。 頭では対処方法もわかっているし、仰向けで波をいなしながらしばらく様子を見るがどんどんカラダは冷え、固まり、恐怖だけが増大する。
アタマ(思考)とココロが全く一致しない状態で、かつレスキューもいないので万一を考え慌てて海から上がる。

ホイールが戻ったがまた問題発生、またもや泣きそうな顔で帰ってきたボクにヨメ様も呆れていただろう。
ウエットは禁止されているので急ぎ、エキスポに向かいスイムスーツを物色。 既に3日目なのでサイズの合うスイムスーツがエキスポになく、あちこちのショップ、ブースをさまよう。 
なんとかIMオフィシャルのROKAのブースでフィットしそうなサイズを発見。笑顔の爽やかなスタッフさんは焦り狂うボクがエエと思っていたサイズM-Wideでは背中に空間があり水が入る、と指摘。S-T(Tall)を勧めた。半信半疑だったが生地のストレッチ性とスタッフさんの自信に満ちた助言でS-Tで決定。 このスタッフが本当に女神のだったと後々に思い知るコトに…  
<<’17 IRONMAN Hawaii 聖地巡礼・レース直前カオス編 >>_f0365484_14443708.jpg


ホテルに戻る途中でゴール本部の設営を確認。既に昨夜の内に粗方完成しバイク預託受付もボチボチスタート。 慌ててバイクメカの動作確認の為の試走を10キロほど。 預託までの花道(?)は世界各国のメディアが選手機材のチェック。ジェロニモの大塚氏の顔も。 
ワタクシの20年前のごった煮バイクを見てみなさんケゲンな顔を…”Unknown Brand"とチェックするので"Antique!"と指示してあげる。
ワタクシを見てべっぴんのボランティアさんがバイクラック、パックまで案内。 


7時に近くのタイ料理屋で焼き飯2人前を平らげ、ゴール近くのホテルに戻ると本部でPAテスト中で音楽とマイクテストの大音量がいよいよ始まる長い、長い一日を否が応でも意識させる。 

3月の合格通知から半年、全くの付け焼き刃だがやれるだけのコトはやった。 後は自分を信じ無心に戦うだけ。
PAチェックが終わり静けさを取り戻したコナの夜、今まで、二十数年間の経緯や留守中の平蔵に想いを馳せながら9時に床についた。
 
大会当日に続く…
 

 







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# by circolo-awaji | 2017-10-21 14:42 | Ironman

<<’17 IRONMAN Hawaii 聖地巡礼・遠征編 >>

ハワイから帰国し関空から平蔵店長を面倒みてもらっていたご近所さんに直行、一週間振りの店長から顔面を1分間ほど舐めまくられ
戦ったのは一人では、無い。 平蔵も共に戦ったのだ。

さて、日常に戻るとハワイはQueen Kハイウエイで抜き去ったいった選手たちの様に遠いカゲロウ。しかし新たな挑戦は既に始まっている。
目指すは来年18年11月のマレーシア、そしてコナスロット。
残り13ヶ月はうかうかしているとあっという間。ハワイの反省点を準備(旅程)・スイム・バイク・ラン・総括の5項目で検証、次回への糧に。

移動:
パッキングは今回もクランク・ハンドル・サドル・Rメカを外し徹底した小型化、バイク用ダンボールを改造し1000x200x700の極小パッケージを実現するも関空・ハワイアンエアラインカウンターで”トライアスロンですね?”と見透かされ自転車持ち込み料金15000円がっちり徴収される。
これは帰国のコナエアポートでも同額徴収されたのでハワイアンを利用するなら小細工せず大型で強固な箱を導入すべき。
またハワイアンはコナへの関空発直行便が無いのでホノルルでトランジット。 ホノルルは日本人観光客が多く、入国審査で長い、長い列を強いられ、更に同じエアラインを利用するにも関わらず自転車を一旦ピックアップ、再チェックインしなければならない。そのチェックインも自転車は別カウンターで受付となり通常のスーツケースとは別扱い。今回その為にスーツケース・ホイールケースがロストバゲージとなりバイク預託前日までホイールが来ない、という非常事態に。 
しかも帰国の際はホノルルでのピックアップは不要で関空まで一気通貫の配送。全くもって意味不明のハワイアンエアラインの対応とロストバゲージに対して全くの謝罪も無かった。 
コレより今後JALの成田・コナ直行便を使う事を決意。JAL便なら梱包203cm以下(23kg以下)なら追加料金不要<未確認>、またホノルルの入国審査で幸せそうな新婚さんの長い列に巻き込まれるコトも避けれる(独身アスリートには過大なストレス?)。  当然、日本基準のサービスを期待できる。 
マレーシアエアラインも203基準(’16年遠征時)適用なので今一度、今回のパッケージ策で望む予定。
    

準備(大会前):
ホテルはスタート・ゴールから100mほどのKONA SEASIDE HOTEL。
日本人選手はほぼ、ここに固まっており、メイストームの大西さんがホテル前でメカテントを構えて安心感がある(今回、チェンオイルでお世話になりました。ありがとうございます!)。
荷物を開梱し選手登録・説明会・レガシーパーティーに参加予定だったが上記ロストバゲージで遅れて全て参加出来ず。
可能な限り感情をコントロールするが大会への緊張と合わせてちょっと感情がおかしなコトに。 ヨメ様にはかなり不安にさせたと思う…。
とりあえずロストバゲージはホテルからも確認依頼をしてもらう様手配、Ironman Expoと各社のテントを巡りヨメ様の念願のバーガーキングへ行き気を紛らわす。 晩にスーツケースだけホテルに戻っていた。 ホイールは行方不明のまま。気晴らしをかねウォルマートまでの長い道のりをヨメ様と歩いて水などを買い出し。疲労感と時差を睡眠誘発剤に。

翌日は7時からチャリティーイベントのUnderpants Run。ホテル前で日本人はふんどし姿で集合。
オフィシャルイベントで無いのでインフォメーションが少なくて困っていたがユニティーの溝端さんが中心となってリードしてくれるので助かる。この雰囲気は他のIronmanでは味わえない、日本人選手たちが独特の感情の共有感を醸成している。多分、同じ戦地に赴いた兵士達が共有する空気感も同様なものではないか。 レガシー参加なのでちょっと控えめに、おずおずと列についていく。 一言、楽しかった…。
   

下着パレードを終え、8時過ぎに試泳。 憧れの400m先の船上カフェでコーヒーを飲みに向かう。
30mほど先の真っ白な海の底がはっきり見えるコナの海は穏やかで暖かく、朝日が線状に海底へ差し込み幻想的。
今まででこんなにも、海との一体感を感じたコトはない。カラダが海に溶けていく。 
湾に立つハワイ最古の木造教会、モクアイカウア教会が朝日に照らされ、ただひたすらに、美しく、神々しかった。
   

  
遠征3日目へ…
 

 







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# by circolo-awaji | 2017-10-20 12:58 | Ironman

<<’17アイアンマン・ハワイ 山田式決戦仕様バイク明細 >>

ハワイまで今日でちょうど一週間。 
今朝は雨だったので夕方にホームコースの花桟敷(一周18km/標高220m)をTCRで走ってこよう。

さて、ハワイ向けバイクは梱包箱の製作の為一旦バラして仮パッキング。
先日今回バイクの8速→11速Di2化の大手術を執刀していただいたぽたりんぐぅ代表、トーマ氏(http://potteringood.net/)に繊細なホイールバランス調整もしていただき、ポジションの煮詰めも終わり、大会30日前にしてようやく写真の本番仕様にたどり着いた。
   

この決戦仕様で150kmほどホームコースで試走しましたが上記のホイールバランス調整でアクの強かった中華カーボンクリンチャーも見違えるほど素直な特性に代わり意識をライド、特に前方の路面状況の確認に注力できる様になりより細かな凸凹を避ける走りが可能となった。

資金的余裕が無いなかで、あり合わせの具材で作ったバイクですが関係各位のご協力のもと、なんとか形にはなったのでは、と思います。
ざっと仕様を紹介しますと

フレーム: キャファ’95年モデル=>Di2対応の為ケーブル内臓加工
ブレーキ本体、R・Fメカ、ハブ、チェン、スプロケ、Di2スイッチ: 6800アルテグラDi2
ピラー: 7410デュラ(極短仕様)
クランク: 7800デュラ 158mm極短仕様
ペダル: TIME RXL
ハンドル: 中華ブルホーン(380mm幅)
DHバー: プロファイル(アルミ・ZRS Sベンド)
ホイール: 中華カーボンクリンチャー(26インチ、21.5mm幅)18/24H
      #14丸ステンスポーク、アルテグラハブ、真鍮ニップル

中華カーボンクリンチャー(私見):
380mm幅のカーボン・ブルホーンハンドル同様、26インチ・カーボンクリンチャーとなると選択肢が、まして穴数指定、幅指定(古いモデルなのでタイヤ幅キチキチ)となると中華しか選択肢は無い。また8月に来日したアイルランド・ナショナルチームメカとの討議で彼らが数百の中華カーボンクリンチャーを組んだ経験から、更に僕の様なアンダーパワーで比較的軽量(65kg)なら全く使用に問題なし! と太鼓判を押されたので今回の中華カーボンクリンチャーの導入を決断。
ただしリム以外のリスクを極力減らすべくスポーク、ハブ、ニップルは手堅い部品を使い、また今回は自分で組まずトーマ氏に依頼。
組みに際してはパワーロスを嫌いフリー側にもアヤを組み、フロントはラジアル。
中華リム導入当初は意味不明なパンクが頻出。 やはりそこは中華、ブランド品と異なりそのままではアクが強くて使えないがトーマ氏と原因を調査、秘策を施し、更に徹底したバランス取りで非常に素直な特性になり上述の如く走りに集中出来る様になった。
ボクの様な非力トライアスリートはしっかり前方路面状況を確認、不要な凸凹を極力避けロスを最小に抑える走り方をすべきと考える

その為にはしっかりした前方視界の確保と不要なノイズなど起こさない、主張の少ない機材が意識を集中出来る環境を整えるのでは。
見た目の派手さや独特の乗り心地は(短時間的には)気分をアゲますが、クセを除き集中する為のホイールバランスは非常に有効だと思う。

また中華リム・ハンドルについては、丁寧な下ごしらえでしっかりアクを抜く作業が必要である点は自転車機材だけでなく、全ての中国製生産品に共通するのではないだろうか。
やみくもに”中華”と毛嫌いするのではなく、そのクセを認識して付き合っていくのも賢い選択肢の一つだと思う

遠征パッキング:
いつも通り可能な限り部品を外しエアラインでの追加チャージを避けるべく最小パッキングを目指す。
今回は古いISISから最新のアルテに変更したのでクランクを外すのも簡単。 
ホイールは同行するヨメ様が別々に持ってチェックインするので今回は100cmx70cmx20cmと極端にコンパクト化。
ネットチェックイン(座席指定)と荷物預けは”レクリエーショングッズ”と言い張り、上記個別のチェックインで追加チャージを避ける戦略。 
   

さてレース同様、この戦略、上手く行くかなァ…




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# by circolo-awaji | 2017-10-07 12:16 | Ironman


平蔵店長の営業日報


by やまだへいぞう